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Honey Ant

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2020年 07月 25日

見極め

発酵食や保存食を作る会をしていて、
「あ、そんなんになったら腐ってると思って捨ててしまうところ!」
とか、
「怖くて冷蔵庫に入れてしまった・・・」
とかの意見をよく聞きます。

発酵と腐敗は紙一重とよく言われるし、どの菌が優勢かと言うことで人間にとっての有益なのか害になるのか?と言う線引きなんだろうけど、見極めって本当に個人差があって難しいところだなって思います。

先日、梅にカビが生えてー。。と年配の方がおっしゃってて、カビを拭ってなんなら焼酎で拭いてから重石をしたいところだったけど、重石ができそうになかったので(梅酒用の瓶)うちの梅酢を梅が浸るぐらい入れて対処したのですが、
その時に、
カビが生えてるからそこをふくか、この梅を取りましょうか?と言ったら、
こんなんどうもない。とそのまま梅酢を入れて完了。

味噌についてるカビも、気にする人は気にするけど、全く気にならない人もいたりで、この線引きって何なのかなー?って興味深いところです。

おばあちゃんのお母さん、おばあちゃん世代、2世代前ぐらい。
家でいろんなものを作ったり漬けたり、保存したり。そんな家で適当に作ってるものをずっと見たり食べたりしていた世代はこれぐらいは大丈夫。と範囲が広くて、経験値が高いな。って思います。大丈夫範囲が広い。

でも、私たち世代は、お店で売られたり、お店で食べたもの(ちゃんと丁寧に作られたもの。もっと言うと、少しも失敗していないもの)が基準になっていて、
お家でも茄子に鮮やかなぬか漬けを求めるし、ふっくらジューシーな仕上がりの梅を求めるし、形の揃った、口当たりの良いものを求めがち。
そして、その通りにならなかったら、極端に言うと、捨てちゃったり、失敗した。と思って反省したり・・・。

昔の人って自分でいろいろ作っててすごいなーとか言う話をよくするけど、多分、今だったら失敗した!って思うことでも大丈夫判定だったんじゃないかなー??

昔は家で作ることが基準だったし、その家の味や作り方、大丈夫判定が行われてたけど、今はお店や他人の判定(SNSとか、メディアとか)が基準。それではやっぱり難しいだろうな。
見栄えが大事だし、私もだけど、伝える側に立つと、あんまり大丈夫大丈夫とも言い切れないし。
私だったら、大丈夫だけど、その後のリカバリが上手に出来ないと難しいなとかも思ったりもあります。

やっぱりその人の家状況によって、大丈夫とは言い切れない部分があったりで、そうなると、伝える時に殺菌消毒を徹底するよう伝えるし、腐敗だと思ったら捨てる勇気を!と伝えなければならないなーって。。モヤモヤです。

作り方やノウハウを伝えることができても、大丈夫判定はずっと家にいないとできないので、それを見極めていくことがそれぞれの家庭で作り上げていくことなんだろうと思います。
が・・・、今の食事情でどこまでそれが出来上がるんだろう??

梅干しにカビが生えてても、なんともない!と言い切って一緒に漬け込んだり、味噌にカビが生えててもなんともない!!と混ぜたり。の広い大丈夫範囲は今の時代には難しいんだろうなー。って少し寂しい気もします。

いろんなことがどんどん進んでいく感じ。寂しい気もするし、まぁそんなもんなんだろうなとも思うし。複雑。その時代に合うようになっていくんだろうな。




by honeyant | 2020-07-25 13:02 | 日々の日記 | Comments(0)


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