Honey Ant

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2016年 08月 09日

家庭料理を考える その1

昔から趣味でお菓子を作ることが好きで、そこからパンも作り始め、ちょっといろんな理由があってお料理も始めて・・・。
またまた、ちょっとしたタイミングでVegan(植物性食材のみを使用する)ということを知り・・・

このなんとなくの流れから、「健康な食事」というキーワードで集まってくれる方々との話が増え・・・。

私としては、特に「健康な食事」だからということは全くなく、ただ「美味しいから」「好きだから」。
なので、私の感覚がちょっとズレていてちょっと違うなーと思うこともあり。

「◯◯は体に良いですか?」
「△△は体に良くないですか?」

などの質問で、私なりにはお答えしてきたけど、でもやっぱり最終的には自分自身でしかわからないです。
私にとってはあまり合わない。とある食材などについてその時は答えたかもしれないけど、でも実は今は好き。とかもあると思うし、
体調やそのときに置かれた自分の環境によっても食べ物、食べ方ってずいぶんと変わってくると思うのです。

私は、基本的に健康で大きな病気もしたことがないし、強いアレルギーもないのですが、
Vegan食を作っているというと、「やっぱり大きな病気がきっかけですか?」とか、「身内で大きな病気を持っている方がいらっしゃるのですか?」と聞かれます。

健康になりたいための食事=Veganやマクロビオティック、ローフードなどの制限のある食事。という感じになっているのだな。と感じます。

私は、ちょっとその軸からズレていて
健康になりたい食事よりは、楽しみたい食事。と、もっと大切にしたいと思っているのは地球全体にとっての良い方向へ向かえる食事。を意識したいと思っています。
もちろん、食事だけじゃなくて生活、生きていくこと全てにおいてできる限りそこの軸から外れたくないな。と思っています。

全てにおいて頑なに頑張って地球に優しい選択をしていくということではなく、
自分の「今」できること、考えることができることの中の選択をしていきたいということですが、その辺りも、もうその人それぞれの考え方とタイミング、環境などによって異なっていくのだと思っています。

そんなことで、食事の方法を枠の中に入れ込むということにとても抵抗があって、「マクロビオティック」という言葉も枠にはまり過ぎようとしちゃいそうで(この枠は「健康になりたい」食事という枠)もちろん、マクロビオティックだけではなく、薬膳やローフード、また、精進料理などもだけど、「知ること」は大切だけど、そこから自分の「今」を見て取り入れ、生かしていくということが大切なのではないかな?と思っています。

今、お料理教室をさせてもらって3年ほどが過ぎようとしていますが、
みなさんの期待すること、私の伝えたいことがちょっとズレたりすることがわからなくて何故かなー?と思っていたのですが、やっと最近になって、というか、ある方とある本に出会って「そういうことだー」って思えたのです。

以前からしつこく言ってはいたけど
私がお伝えしたかった食事って「Vegan食」ではなくて、「家庭料理」(植物性だけでも美味しいよー)っていうことをずっと意識していたから、
「◯◯は体に良い(悪い)ですか?」の質問にとっても違和感を感じていたのだな。と気がつきました。
*しつこいですが、vegan食のお料理教室をしていますが、動物性食材は全く否定していません。

家庭料理って多様です。
お家仕事って多様です。

そして、「日常」です。

その地域のやり方があり、その家のやり方があり。


そこから、今の自分のやり方を見つけていく。もちろん将来的には変更していく可能性もあります。
自分のやり方を見つけていくということがとっても重要なのだと思っています。

毎日の積み重ねなので自分にとっての負担にならない選択をしていくことが大切です。
時間、手間、場所、金銭、
いろいろな要因によってそれぞれの感覚が違うと思います。

私がお伝えしたいなと思っていることは、その選択肢の中の一つになるかな?きっかけになるかな?というようなことです。
これが正しいとも思えないし、実際に私自身がどんどんと変えたやり方をしたりもしてるし。

基本的には
分量などはお伝えしないようにしています。
食材もなんでも良いです。というのが基本です。

どこの調味料が良い、などもお伝えしません。

自分でも、なぜかな?と思っていたのですが、どこか、これは良いですよ。というオススメ食材をお伝えすることに違和感を覚えていたのですが、やっと自分自身で納得のいく答えが出せそうです。

やっぱり、
「家庭料理」「日常」だからだなー。と思うのです。

それぞれの価値観で選ぶこと。考えることが大切なんだって思うのです。

私が食材選びで一番大切にしていることは、
「地域」です。
できるだけ近くのもの、知人友人からのもの、顔の見える・・・という写真付きということではなく、知っている人から購入したいな。と思っています。
これは、私の軸です。
生産者であっても販売者であっても、この人から買いたい。と思ったものを購入するようにしています。

調味料のレッスン全6回でしていますが、
それぞれの調味料の作り方や素材、ラベルの見方などをお伝えし、どのような種類があるのか?どういうものがあるのか?ということをお伝えし、それぞれの調味料を生かしたお料理を作っています。

オススメの調味料はお伝えはしません(笑)
私が使っている調味料はもちろんお見せしますし、なぜこれを選んだのか?ということもお伝えしますが、
どれが良いというのを教えて欲しいと聞かれたら「わかりません」とお答えしています。

あまりにも遠い場所から購入しないといけなくなっても困るし、自分の価値観で選ぶことが大切だと思うからです。

先日、ある本を見て「!!」となったのですが、私が伝えたかったことってこういうことだったんだなーと文章化して教えてくれたので深く納得したのです。
最近、1ページごとに「そうそう!!」となって読んでいます。(もちろん、意見違うなーと思うこともアリ(笑))

「美味しい法則」 著 野崎洋光さん

その中に調味料のことが書かれていました。
「調味料は特別なものでなくても良い」
「調味料はロマンだよ」

まさに、その通り!(笑)

調味料は作り方を知ってちゃんと選ぶことができたらあとは、もう好みです。
その好みのところを「ロマン」と表現されていて思わず笑ってしまいました。
本当に、その通りー。

3年熟成の年月に思いを馳せ、どこどこの海水を天日干しした塩の風景を思い浮かべ・・・。などなど(笑)

まさに、そんな感じ。

食に関することでの私なりに毎日考えていること。大切にしたいこと。
なんとなく、言葉にしていきたいと思うタイミングなのでちょっとつらつらと書いていきたいと思っています。

長くなりそうなので少しずつシリーズ化していきます。

お料理教室で伝えたいこと、料理の作り方もだけど、もう少し違う部分を大切にしたいな。と思っています。

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by honeyant | 2016-08-09 14:28 | 食に関する考え事 | Comments(0)


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