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Honey Ant

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2011年 08月 08日

夏の終わり

カレンダーを見ると8月8日は『立秋』と書いてます。これから秋に向かっていくのですね~。

先日、お客様と話しているときに、「送り火が終わると夏が終わる。京都の厳しい夏を乗り越えてしっかりと栄養を取って秋に備える」昔から京都の人達は送り火の日に栄養あるものをしっかりと食べていたのよ。と教えていただきました。

一年で一番自然治癒力が低下しやすい夏の終わり。紫外線や暑さによる体力、免疫力の低下、クーラーなどで体が冷えたり、冷たいものの飲みすぎや食べすぎで体内が冷えてしまいます。

8月後半は、体の中の余分な水分や熱は排出して特に胃腸を温める食材を多くとり、日焼けによる肌荒れに気をつけるメニューを考えてます。アーモンドやかぼちゃの種、ひまわりの種などに含まれるビタミンEは肌荒れにもいいし、かぼちゃもβカロチンも豊富でビタミンEもたっぷり含まれるのでオススメです。

パンを作ったり、お菓子を作ったりしていた頃からずっと旬、季節を大切にしたいと思ってました。素材もできる限り安心で安全なもの。シンプルなものを使いたい。できる限り自分の手で作ったもの、作り手が見えるものを大切にしたいと思ってました。

でも、お客様には『美味しい』と感じてもらいたい!「体にいいから食べる。」のではなく「美味しいから食べる。そしたら体も喜んでいた。」が理想だな。と。なのであまりこのメニューはこうやって作ってるから、この材料を使ってるから体にいいのです!とは言いたくなかったし、実際に自分もそこまで勉強できてませんでした。

去年の末ごろにお客様に「ここの食材はほとんど薬膳の本に載っていてやっぱりここで食事をするといいんだぁ~って思いました。」と言ってもらえました。初めは興味本位で本を読んだり調べたり、そのうちマクロビオティックやアーユルヴェーダなども深い部分を少し知って、全てにおいてやっぱり言葉は違えど書いてることは同じ。地産地消、一物全体、医食同源です。
地元で取れた旬の野菜を全部丸ごと頂く。食べたものは全て自分の体と精神を作り出す。というとってもシンプルなものです。少し勉強するとまた色々と違う部分で見えてきたりします。

少し知るだけで、もっと広がるのだったらメニューにテーマを設けて食材のことなどを知ってもらったりしたほうがいいなぁと考えるようになりました。

今からまだまだ私自身が勉強しないといけないけど、もし少しでもお店に足を運んでくださってそんなお話ができたり、情報交換ができたり、少しでも興味を持って下さると楽しいなぁ~と思います。ということで季節ごとに勝手にテーマを決めてお料理しています。

豆料理も、雑穀料理も本当に楽しくて美味しいです。豆の種類もお料理方法も本当にたくさんです。少しずつ皆様にお伝えできればなぁ。と考えてます。

今、色々考えすぎていて、こんな長い文章になってしまいました。
夏が終わればイベント続きです☆また詳細を決まり次第ご紹介しますね~。

by honeyant | 2011-08-08 23:01 | Comments(0)


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